【レポート】オンライン講座 プロに学ぶ!売れるための商品パッケージ企画実習セミナー
企業の商品企画・デザイン・販売促進部門の担当者を対象に、商品パッケージを企画するプロセスやデザインの考え方を一緒に考える実習を交えたオンライン講座を開催いたしました。
今回は「小ロット低コストでも可能!SDGsを取り入れたパッケージデザインの作り方」というテーマで、SDGsを意識した社会的役割のパッケージ訴求や体現がますます重要視される中、こうした時代のニーズを捉えながら、切り口やアイデアを創り出し、どのように表現・訴求すべきなのか、企画のまとめ方の基本や手法に取り組みました。
受講者全員の自己紹介後に、講師がレクチャーで、「パッケージデザインにおけるSDGsとは?」ということで、特にエコや脱プラだけではないサスティナブルなパッケージのあり方を解説。続いて、箱をなくして軽量化することで新しさを感じる日本酒の事例や、講師が実際に旅行で訪れて見つけた海外事例も紹介。多様性を意識すること、固定概念からの脱却、誰一人取り残さない配慮などの視点を講座内で共有いたしました。
ブレイクタイムで、2021年度 上半期注目のパッケージデザイン事例を紹介後に、ブレイクアウトルームで4つのチームに分かれて「母の日」用の商品企画案を考察。SDGsを取り入れる、またコロナ禍を想定するいうことで、ブレストからワードをピックアップして商品企画のタネを見つけ、チーム内でアイデア共有。最後に企画書、ラフスケッチをSDGsなポイントを踏まえて発表いたしました。
限られた時間での実習ではありましたが、各チームとも、容器の捨てやすさ、母親のとらえ方、ギフトとしての特別感など、新しい目線の提案もいくつかあり、チーム内の初対面でのコミュニケーションでありながらも、比較的円滑に意見交換しながらまとめることができたのではないかと思いました。
受講者からは講座アンケートで、内容・オンライン講座スタイルについては良い満足度をいただきましたが、限られたタイムスケジュールの中での時間・量に対して、「やや短い・少ない」との声がありました。
Zoom上でできることは限られますが、新しい要素を共に考えることから、パッケージデザインの今後の役割を体験しながら学んでいただきました。
【日 時】2021年7月8日(木)15:00~17:00
【会 場】オンライン(Zoom使用)
【講 師】三原美奈子 氏(パッケージデザイナー / 三原美奈子デザイン 代表)
【参加人数】16名