平成30年度「デザインによる子どもの創造性を育む教育モデル事業」実施報告
大阪デザインセンターでは、日本全国の小学校で授業をなさっている先生方が、その授業をさらに「アクティブ」に、さらに「知的にわくわく」したものにするお手伝いをさせていただきたいと思い、子どもたちの日々の学びに役立つ学習方法をプロのデザイナーによるデザインの手法を用いた、子どもの創造性を育む教育プログラム「こどもデザインプロジェクト」を立ち上げました。
昨年度に続き、1年生は「○△□であそぼう ○△□でつくろう~○△□美術館へようこそ~」と題し、身の回りにあるものを○△□に分類することで気づきを与え、立体・平面造形をすることで豊かな発想力を育みました。
5年生は「生き物は、なぜ、空を飛ぶのか? ~植物・昆虫・鳥から学ぶ~」と題し、身近な環境や現象に対して「なぜ?」という疑問を持ち、自ら観察するなどの創造的な作業から「わかった!」という結果にたどり着くまでの思考プロセスと豊かな発想力を育みました。
<5年生>
「フタバガキ」の種がくるくる回りながら
ゆっくり落ちる様子を模型を作って再現
羽根を使って羽ばたきにチャレンジ。
手をパタパタするのと、どう違うかな
鷹を参考に「滑空」について学び、
よく飛ぶ紙ひこうき作り
作った羽ばたき飛行機(オーニソプター)を皆で一斉に飛ばそう。
よく飛ぶにはどうすれば良いのかな
<1年生>
体育館の中にあるものをよく観察して
○△□を探そう
○△□のパズルを組み合わせて、立体作品づくり
○△□のパズルを使って、絵を描いてみよう
完成した作品の鑑賞会。
工夫したところ頑張ったところも発表
【場 所】大阪市立丸山小学校(阿倍野区)
【日 程】2018年10月12日(金)、10月19日(金)、11月21日(水)、11月28日(水)
【対 象】1年生、5年生
【主 催】一般財団法人大阪デザインセンター
【協 力】子どものデザイン教育研究所