セミナー・イベント

知的財産管理技能士会 × 大阪デザインセンター

「デザイン経営」とは、デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法です。その本質は、人を中心に考えることで、根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない、それでいて実現可能な解決策を、柔軟に反復・改善を繰り返しながら生み出すことです。

経済産業省・特許庁は、2018年5月に報告書『「デザイン経営」宣言』を取りまとめ、企業におけるデザイン経営を推進してきました。そして、2023年7月、特許庁デザイン経営プロジェクトチームは、デザイン経営の実践支援ツール「デザイン経営コンパス」を公表しました。

「デザイン経営コンパス」は、デザイン経営の考え方を基にした、企業の取組の現状把握と未来に向けた取組の検討を支援するためのツールです。

今回のセミナーでは、デザイン経営の考え方と「デザイン経営コンパス」について学び、デザイン経営の観点で企業の現状を把握し、未来に向けた取組を検討するためのプロセスを習得いただけます。

また、経営デザインシート（＊）との違いや使い分けのイメージをつかんでいただくこともでき、これからのデザイナーやコンサルタントに求められる支援スキルを獲得できるチャンスです。

＊経営デザインシートについては、当日同時開催の第一部で解説しますので、こちらからお申込ください。

　

このような方におすすめです

✓ 狭義のデザイン業務から、コンサルティング業務へ活動領域を広げたいデザイナー
✓ クライアントの成長を支援するツールを増やしたいコンサルタント
✓ 自社の強み弱みを把握し、次のアクションを見つけ出したい経営者やビジネスマン

　

講師：

菊地 拓哉（きくち たくや）氏
特許庁 デザイン経営プロジェクト 中小企業支援チーム長

経済産業省特許庁に入庁後、意匠の審査のほか、意匠制度活用に関する調査、デザイナー向け知財教材の開発などに従事。経済産業省のデザイン政策企画担当として、デザイン経営の普及、高度デザイン人材／創造性人材の育成に関する調査や支援などに携わった後、2021年9月から特許庁デザイン経営プロジェクトで活動。

特許庁デザイン経営プロジェクト
https://www.jpo.go.jp/introduction/soshiki/design_keiei.html

中小企業のためのデザイン経営ハンドブックhttps://www.jpo.go.jp/introduction/soshiki/design_keiei/chusho_2.html

デザイン経営実践支援ツール「デザイン経営コンパス」https://www.jpo.go.jp/introduction/soshiki/design_keiei/compass.html

近藤 泰祐（こんどう たいすけ）氏
一般財団法人知的財産研究教育財団 知的財産教育協会　事業部長
経営デザイン分科会代表幹事（日本知財学会）
元価値デザイン経営ワーキンググループ委員（内閣府）
文化服装学院 非常勤講師
未来価値創造ゼミ「BUILD」　コーディネーター
「広義のデザイン」専門スクール　DXDキャンプ　講師／ファシリテーションディレクター

1994年　岡山大学法学部卒業／2020年　金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科修了（MBA）
1996年大手通信教育企業に入社。主にアセスメントサービスの企画・編集、学力調査等に携わる。
2003年より、知的財産教育協会の設立、民間検定である知的財産検定の創設に参画。副事務局長、事務局長と歴任し、2008年の国家検定（知的財産管理技能検定）への移行に携わる。国家検定への移行後は、現職として、検定試験の普及・運営、知的財産管理技能士会の運営、知的財産アナリスト認定講座等の人材育成事業を担当。
経営デザインシートの公表後、内閣府と連携しながらその普及活動に取り組み、企業支援（主に新価値創造の領域）に携わる。価値創造をテーマとした講座の講師も務めている。

　

講座内容

▼ イントロダクション
・本セミナーのねらいと進め方
・自己紹介

▼ デザイン経営とは
・デザイン経営とは
・実践事例紹介　　

▼ デザイン経営コンパスとは
・デザイン経営コンパスとは
・デザイン経営コンパスと経営デザインシート

▼デザイン経営コンパス体験ワークショップ
・デザイン経営コンパスを体験する
・経営デザインシートとデザイン経営コンパスの併用法

▼交流会
・名刺交換など