「デザインの力」で経営を支援する
~経営デザインシートを活用したデザインコンサルティングとは~
VUCAの時代と言われるように、企業を取り巻く社会は、予測できない、唯一の正解のない世界に向かっています。その変化の中で、自社の未来の姿を描き出し、その存在意義を問い直すために「広義のデザイン」の力が注目されています。
その使い手としてのデザイナーに期待される役割も、見た目を美しく整える「狭義のデザイン」から、真の課題を捉え、それを解決するために思考・概念の組み立てを行う「広義のデザイン」へと変化しています。
また、企業の経営支援においては、将来を構想し移行戦略を導き出すフレームワークとして国が開発・推奨する「経営デザインシート」の活用が進んでいます。
今回は、「経営デザインシート」の構造やねらい等を学び、デザイナー自ら記入してみることで、デザインの力を活かしながら企業経営の上流に関わる時に必要なポイントを習得いただけます。
このような方におすすめです
✓ 狭義のデザイン業務から、コンサルティング業務へ活動領域を広げたいデザイナー
✓ 経営デザインシートの活用方法を知りたい
✓ クライアントの目指す方向性を視覚化し、共有したい
講師:
近藤 泰祐(こんどう たいすけ)氏
経営デザイン分科会代表幹事(日本知財学会)
価値デザイン経営ワーキンググループ委員(内閣府)
一般財団法人知的財産研究教育財団 知的財産教育協会 事業部長
1994年 岡山大学法学部卒業 / 2020年 金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科修了(MBA)
日本初の知的財産に関する検定試験である「知的財産検定」の創設に参画。2008年に同検定の国家検定(知的財産管理技能検定)への移行に携わる。国家検定への移行後は、現職として、検定試験の普及・運営、知的財産管理技能士会の運営、知的財産アナリスト認定講座等の人材育成事業を担当。内閣府による経営デザインシートの公表後、内閣府と連携しながらその普及活動に取り組み、公的機関の中小企業支援等(主に新価値創造の領域)に携わる。
https://www.ipaj.org/bunkakai/keiei_design/index.html
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keiei_design/index.html
知財創造教育推進コンソーシアム検討委員(内閣府)、知的財産Web動画セミナー事業制作審査委員会委員(中国経済産業局)、IPランドスケープ推進協議会事務局
湯浅 保有美(ゆあさ ほゆみ)氏
トリニティ株式会社 代表取締役社長/エイチタス株式会社 取締役
イタリアのデザイン大学院ドムスアカデミーと日本の総合商社のジョイントベンチャーの創設に参画。以降、国内外のデザイナーやリサーチャーらと共に、新規事業・製品&サービス開発や人材開発に従事。1997年に独立し、日本では当時珍しかったデザインコンサルティングファーム、トリニティ㈱を創業。
同社は、広義のデザインをベースにグローバルに活動し、近年では組織づくりやデザイン経営の支援も担っている。
https://trinitydesign.jp/
https://htus.jp/
LEGO® SERIOUS PLAY®メソッド教材活⽤トレーニング修了認定ファシリテーター
一般社団法人グラフィックファシリテーション協会 認定ファシリテーター
道具学会 会員 一般社団法人日本知財学会 会員
講座内容
・本当の課題は何か?
・デザイナーに期待されていること
▼ 経営デザインシートと価値デザイン社会
・経営デザインシートとは
・経営デザインシート誕生の背景
・価値デザイン社会とは
・事業環境の急激な変化に耐え抜く経営とは
・これからの支援の在り方
▼ 経営デザインシートの構造とそのねらい
・経営デザインシートのバリエーションと構造
・経営デザインシート作成におけるポイント
▼ 経営デザインシートを活用した自走支援
・事例紹介
・真の課題は何か
▼デザインコンサルティングとは
・事例紹介
▼ワークショップ
・自分(自社)の経営デザインシートを書いてみる
日時 | 2022年12月8日(木)10:00〜14:30(昼休憩12:00~13:00) |
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会場 | 大阪デザインセンター セミナールーム 船場センタービル2号館1階北通り 大阪メトロ中央線「堺筋本町駅」東改札すぐ 大阪市中央区船場中央1-3-2-101 |
参加費 | 一般:8,800円(税込) ODC会員:6,600円(税込) |
定員 | 会場 16名 |
主催 | 一般財団法人 大阪デザインセンター |
お申込み | 上記申込フォームよりお申込みください。 |
お問合せ | 一般財団法人 大阪デザインセンター odc@osakadc.jp |