「Roots of Kawaii 内藤ルネ展 生誕90周年特別展 ~生活の中にファンタジックな夢を~」(ODC協力)
1950年代から日本の少女文化をリードし、“カワイイ文化の生みの親”と称されるマルチクリエーター、内藤ルネの生誕90周年記念展。少女画などの貴重な原画、フルーツやルネパンダなどのデザインスケッチ、昭和に数々のブームを巻き起こした付録や陶器、ステーショナリー、雑貨までを展示。さらに物販コーナーも登場。
生涯をかけて“夢”をカタチにしてきた内藤ルネの“Kawaii”世界観をお楽しみください。
初出展作品を含む貴重な原画や、1960年頃に大流行した懐かしいふろくなど
約300点を一堂に
見どころ①美少女イラスト“ルネガール”も多数。全作品撮影いただけます
今から60年以上前にルネが創出した“ルネガール”と称される美少女画は、それまでの女性を描く淡い色調とは異なり、赤や白などのビビットな色使いではじけるような明るさと活気にあふれた“カワイイ”というまったく新しい魅力を放ちました。そんなルネガールが描かれ、一世を風靡した少女雑誌『ジュニアそれいゆ』の貴重な当時の現物書籍や、復刻原画などカワイイ“ルネガール”作品を多数展示。さらに、会場内はすべて撮影OK。“ルネガール”とのフォトセッションも存分にお楽しみいただけます。
見どころ②10代から80代まで。すべての世代の乙女心に刺さる「ふろくの世界」
少女たちの毎日が楽しく、もっと豊かなものになってほしいという思いから、ルネはイラストはもちろん、ふろく自体の企画やアイデアも提案。ルネの発想は多くの人を驚かせ、「ふろくのトップスター」と呼ばれるほどでした。空前の昭和レトロブームに沸く今、ルネの美的センスが詰まった品々は、あらゆる世代の女性をワクワクさせるものばかりです。
見どころ③マルチクリエイターとしての活躍
イラストレーターの枠を超え、ルネの活躍は、食器や家具、インテリア、ステーショナリーの製造企画など多岐に広がりました。ルネがデザインした品々とともに、制作する過程のデザイン指示書なども公開。ルネのものづくりへのこだわりを感じられる展示となっています。
見どころ④日本初のパンダキャラクター「ルネパンダ」
ロンドン動物園で見たパンダを、ルネらしく大胆に2頭身にデフォルメした「ルネパンダ」は、上野動物園に初めてパンダが来日する前年の1971年に商品化。日本初のパンダキャラクターとして大流行して以来50年以上愛され続けているキャラクターです。ルネ自身ひとしお愛着があったといわれている「ルネパンダ」のスケッチ原画を特別展示。またハンカチ、紙バッグ、貯金箱など商品化されたグッズもご紹介します。
他にも、色鉛筆やパステルを使用して描かれた写実的な女性の作品や、憂いを秘めた抒情的な少女像などの「幻想的でミステリアスなゴシック&ロリータの世界」や、長年手掛けた雑誌「薔薇族」の表紙絵など、約300点をご覧いただけます。また、併設のグッズショップでは、雑貨、ステーショナリー、アートアイテムなどのカワイイルネグッズや先行販売商品もご用意。
当時を懐かしむ世代から、昭和レトロにはまっている若者世代まで、4世代が楽しめる「生誕90周年記念 内藤ルネ展」にご期待ください。
- 内藤ルネ(1932~2007)プロフィール
“Roots of Kawaii”と称されるマルチクリエーター。
1932年、愛知県岡崎市出身。
1951年、中原淳一が主宰する「ひまわり社」に入社。
1959年、『ジュニアそれいゆ』の表紙を担当し、大ブレイク。多くの雑誌でイラストレーターとして活躍し、1960年代以降は雑誌のふろく、キャラクターをデザインしたファンシーグッズ、手芸やインテリアの提案など、自由な発想で活動の幅を広げた。2002年に弥生美術館(東京)で初の回顧展を開催し、再び脚光を浴びる。
2007年、惜しまれつつ永眠。享年74歳。近年も国内外を問わず多くのファンをもつ。
©R.S.H/RUNE
日時 | 2022年10月19日(水)~10月31日(月)10:00~20:00(最終日は17:00まで。入場は閉場30分前まで) |
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会場 | 阪神梅田本店 8階 催事場 |
参加費 | 入場料(税込):一般1,000円(800円)、大学・高校生700円(600円)、中学生以下無料<学生証をご呈示ください> ( )内は前売り料金です。 |
主催 | 阪神梅田本店/企画:株式会社エンプレス/協力:一般財団法人大阪デザインセンター、ソリデアワークス、ひまわりや、文化学園、弥生美術館 |