『未来思考事業創生プロジェクト』3回目を開催しました。
「未来思考事業創生プロジェクト」3回目をD-SPOT-COM長堀にて11月24日(土)に開催しましたので報告させていただきます。
前回は、「防災」をテーマにしたグループは兵庫県神戸市にある「人と防災未来センター」を、一方「こどもと食」をテーマにしたグループは、大阪市淀川区の東三国子ども食堂を訪れました。各チームとも実際に現場に出向いて、目で見て体験もして色々と気づきを得ることができました。併せて課題もまた沢山見えてきています。
3回目では、両チームとも広がった気づきと課題に絞り込みをかけ、重要課題を設定していきます。まず先回の振り返りを行い、課題の構造化・関係性を作りながら根本的なところを突き詰めていく作業を行います。その際、「なぜ?」「なぜ?」と問うことによって、上位概念が見えてきます。その上位概念と細かいところを併せて整理することにより、どこを解決すべきかが見えてきます。
各チームともしっかりと先回の振り返りをした後で、課題の整理を実施しました。コーディネーターの竹綱氏からのアドバイスを得て、沢山出てきている気づきを2次元的にプロットする、例えば縦軸と横軸を決めて、その中に気づきを配置することによって、全体の構造が明らかとなり課題を絞りやすくなることが分かりました。視覚的に整理することにより、同じチームのメンバーが情報を共有化しやすくなります。従って、現在の検討内容が全体のどの部分にあたるのか理解し合えているので、目線合わせと課題の絞り込みがしやすくなります。
上記の作業を進めることによって、「災害」をテーマとするチームはコミュニティをうまく機能させることを課題とし、「子ども食堂」をテーマとするチームはそれを継続的に運営できる仕組み作りを課題とすることとなりました。
次回は、12月8日(土)に4回目を開催します。未来思考を描くことによって、今まで検討してきた課題の再定義を試みます。課題が5~10年先にどうなっていくのか?未来思考的に考えて、4つ位の課題解決シナリオ作りに挑戦することから始める予定です。