パッケージデザインセミナー報告
大阪デザインセンター主催「商品パッケージ企画実習講座」第4回
前回に引き続き、今回の講座も2部構成で開催。
前半は、弁理士の奥田利枝子氏(エルア商標意匠事務所 パートナー)が、特許情報プラットフォーム(J-Platpat:特許庁が無料で公開しているデータベース)による意匠調査・商標調査における掲載情報の留意点、意匠公法を見る際の注意点など、検索手法について実践的に解説していただきました。
後半の講師はパッケージデザイナーの大力千津子氏(株式会社イングアソシエイツ ディレクター)。
店頭で好ましいパッケージであるための条件や、女性に好まれる訴求アプローチ、そしてパッケージに「コピー」をいれるときの注意点を説明。
そして実習では、架空の商品のコンセプトシートに従って、具体的に仮定した新商品の包材に、商品名やコピー、キーワードをグループで出し合って落とし込みました。商品の独自性の追求、ほしくなる文言、伝えたいことの優先順位を考慮する中で、読もうと思わなくても目に飛び込んでくるコピー、そしてビジュアルとの連動性を理解できる実践的な内容の講座となりました。いろんな感性の生活者がいる中で、商品を直感的に手に取ってもらうためには、わかりやすさや魅力の打ち出しなど細かな配慮が求められます。
【日 時】2018年5月16日(水)16:00~19:00
【講 師】奥田利枝子 氏(エルア商標意匠事務所 パートナー/弁理士)
大力千津子 氏(株式会社イング アソシエイツ ディレクター)
【参加人数】13名