パッケージデザインセミナー報告
大阪デザインセンター主催「商品パッケージ企画実習講座」第3回
今回の講座は2部構成。前半は、弁理士の奥田利枝子氏(エルア商標意匠事務所 パートナー)が、知っておくべき「意匠権・商標権・著作権・不正競争防止法のポイント」について解説。
関連意匠や部分意匠の組合せによって、意匠権を幅広く保護することが可能となる点や、商標法における識別力、著作権の注意事項など、パッケージデザインを守る知的財産権を実例を踏まえて幅広く説明いただきました。
後半の講師はアートディレクター、グラフィックデザイナーで、著名な実績のある大崎淳治氏(大崎事務所 代表)。
物語性のある優れたデザイン事例を制作プロセスから掘り下げて解説いただき、理念やブランドの重要性や、物語とデザインの関係性について考察。
モノと一緒にコト(コミュニケーション)も一緒にデザインしていくことで、モノの背景や本質を醸し出し、企業・商品と買い手との「絆」づくりができる点、豊かな物語性のあるブランディングはコミュニケーションの風通しを良くする点、そのためには理念を時間を掛けて引き出すことの大切さを受講者の皆様に感じていただきました。
【日 時】2018年5月9日(水)16:00~19:00
【講 師】奥田利枝子氏(エルア商標意匠事務所 パートナー)
大崎淳治氏(大崎事務所 代表)
【参加人数】14名