パッケージデザインセミナー報告
大阪デザインセンター主催「商品パッケージ企画実習講座」第2回
講師はデザインプロデューサーの坂元雄二氏(株式会社スタッフワーク 代表取締役)。
お客様がすでに持っている値段のモノサシ(値ごろ感)を意識することの大切さについて、 実際に店頭の商品パッケージ数点を事例に取り上げながら、商品の3要素「中身・パッケージ・価格」のバランスを、(1)トーン&マナー(商品らしさ) (2)アイキャッチ効果 (3)お客様の利益の伝達 (4)価格とのバランス (5)アイデンティティ の5つの側面から4グループで考察しました。
加えて、実際に全受講者が会場近くのドラッグストア内の百均ショップで、ベストならびにワーストなパッケージデザインを購入して、お互いにその訴求レベルを評価しあって、良い点や課題をシェアしました。
「いくらで売る商品」のパッケージを作るのか、店頭でライバル他社の商品から学ぶべき点など、購買者や売場目線での商品パッケージ企画は作り手にとって重要なポイントだということを再認識できた内容で、受講者の皆様にとって、価格とのバランスや、顧客にとっての利益の伝え方への理解を深めていただき、また、今回の手法で改めて自社製品のパッケージをおのおの評価・分析することもあろうかと思いました。
また、現役のパッケージ企画制作の実務担当者である受講生同士の議論の中で、さまざまな視点からの発見や気づきも大いにあったように思います。
【日 時】2018年4月25日(水)16:00~19:00
【講 師】坂元雄二氏(株式会社スタッフワーク 代表取締役)
【参加人数】15名