パッケージデザインセミナー報告
大阪デザインセンター主催「商品パッケージ企画実習講座」第3回
今回の講座は2部構成。
前半は、弁理士の奥田利枝子氏(エルア商標意匠事務所 パートナー)が、
知っておくべき「意匠権・商標権・著作権・不正競争防止法のポイント」について解説。
関連意匠や部分意匠の組合せによって、意匠権を幅広く保護することが可能となる点や、商標法における識別力、著作権の注意事項(フリー素材を利用する場合や外部のデザイナーを起用した際の契約上の注意点)など、パッケージデザインを守る知的財産権を実例を踏まえて幅広く説明いただきました。
後半の講師はアートディレクター、グラフィックデザイナーの大崎淳治氏(大崎事務所 代表)。
物語性のある実際のデザイン事例を制作プロセスから掘り下げて解説いただき、理念やブランドの重要性や、物語とデザインの関係性について考察。
モノと一緒にコトも一緒にパッケージしていくことで、モノの背景や本質を醸し出し、企業・商品と買い手との「絆」づくりができる点、豊かな物語性のあるデザインはコミュニケーションの風通しを良くする点を受講者の皆様に認識していただきました。
【日 時】2017年11月1日(水)16:00~19:00
【講 師】奥田利枝子氏(エルア商標意匠事務所 パートナー)
大崎淳治氏(大崎事務所 代表)
【参加人数】16名