フランス出張レポート2015
vol.3
<コロナセミナー>
2015年9月9日(水)に、コロナ氏からフランスマーケットのレクチャーと、各社の商材に対するコメントをいただきました。
開催場所として、シャンゼリゼ通り至近の、JETROパリ事務所の会議室をお借りできました。
まず、フランスのマーケットについては、全仏でデパートはパリに3軒、デザイン商品を専門に扱う店はわずかで、チェーン店も殆ど無いという、日本とは相当違う状況です。店での展示の仕方も違い、良い品を、その商品に合った店に置くことが大切との事でした。そして、消費者の心を捉えるには、FUNCTION とEMOTION が重要との事です。
講義の後は、各社が持参した新商品や販売希望品をコロナ氏に見ていただき、その市場可能性や、想定される販売店のサジェスチョンをいただきました。
各社の商品は、紙工品、プラスチック、包装材、ジーンズ、バッグ、陶器、歯ブラシと多彩で、いずれもレベルの高いものばかりでしたが、今すぐに売れるもの、手直しの必要なもの、市場性にはばらつきがあり、いずれにしても販売してくれる業者を得ることが重要です。
各社の商品そのものは、今後、マーケットに合った改良がなされるものと期待されます。
メゾン・エ・オブジェの日本の窓口である(株)デアイの榎本アコ様には、的確な通訳をいただいて、よく理解ができました。
レクチャーの後は、みんなでシャンゼリゼ通りでムール貝をおいしくいただき、コロナ氏と参加者の交流がさらに深まりました。
(次回に続く。 大阪デザインセンター 吉原康文)
フランス出張レポート2015 Vol.1 はこちら
フランス出張レポート2015 Vol.2 はこちら
フランス出張レポート2015 Vol.4 はこちら