【ODC国際交流セミナーレポート】「ソーシャルデザインの原動力-村を変えたバンブーバイク」INDONESIA~JAPAN
大阪デザインセンターは、インドネシア共和国総領事館 インドネシア貿易振興センター(ITPC)の共催のもと、現地でソーシャルデザインを実践して活躍中のシンギー・カルトノ氏(Spedagi創始者)をお招きし、サステナブルなコト・モノのムーブメントについて語っていただくセミナーを開催いたしました。
カルトノ氏の「未来にとって田舎(村)が重要な意味を持つ」というメッセージは、インドネシアの現地事情のことだけでなく、都心の開発を主とする現代社会の日本においても、同じく田舎という地域資源に持続可能な豊かさの可能性が大いにあることを認識させてくれました。
small、local、open、connected、villageといったキーワードから、社会環境の課題や配慮を踏まえた田舎ならではの足元にある資源を活かしたクリエイティブなアプローチの考え方・活動には、参加されたデザイン関係者の皆様にも共感する要素も多く、満足度も高く深い内容だったと思います。
また、事例でご紹介いただいた「バンブーバイク」も展示し、参加者の工業デザイナーもそのプロダクトの作り込み・完成度に大いに関心を示しました。
加えて、日本でも一般社団法人Spedagi Japan(山口市)の理事 益田文和氏にも参加いただき、シンギー・カルトノ氏の思いを通訳協力、わかりやすく解説いただきました。
最後に共催のインドネシア貿易振興センターのイッワン ユスフ所長をはじめ、スタッフの皆様には、カルトノ氏とのコーディネート、会場提供などご協力いただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
【日 時】2018年8月7日(火)16:00~18:00
【講 師】Singgih.S.Kartono(シンギー・カルトノ)氏/Spedagi創始者
【会 場】インドネシア共和国総領事館 インドネシア貿易振興センター
大阪市中央区城見1-3-7 松下IMPビル2階
【参加人数】 16名