DESIGN COLUMN

デザイナーとの
ビジネスマッチングって?

第25回
「マッチングには至らなかったけれども」

デザイナー紹介の相談を受け、企業様の課題や目的をお聞きして、
紹介するデザイナー候補をピックアップし、マッチングに至るようにコーディネートしていますが、
やはり双方の相性以上に、条件面の難しさでマッチングに至らないことも多々あります。
 
双方が面談して協議する中で、調整できる範囲もそれなりにありますが、
予算がかなり限られている場合には、
デザインを活かした企画提案をより良い方向へ拡げていくことが難しいものです。
 
それでもデザイナーの方とまず実際に会ってお話しいただくことで、
いろんな新しい可能性がもたらされることも事実です。
 
下記の創業に向けてロゴデザインを求められた方の事例は、
マッチングには至らなかったけれども、デザイナーの方と実際に十分に話をしていただく中で、
デザイン価値をきちんと理解していただいたと思っています。
 
(報告のメールをいただいたので、デザイナー名以外は原文そのまま掲載しています)
 
デザイナーの○○様にはとても魅力的なご提案をいただいて
お願いできたら本当に素晴らしいなと思いました。
ロゴを含めたデザインについても、
いろいろ考えるべきことがあることを教えていただきましたし、
お会いできてよかったと思っています。
ただ、これまで大きなお仕事をされてきた方で
私がお仕事をお願いするのは分不相応だったような気がします。
今はゼロからのスタートですが、
頑張って事業をしっかり確立して、いつか○○様に
お願いできるようになることを目標に頑張ります。

 
こういったコメントをいただくと、
当方がデザイナーを選んでご紹介するときに、
最初からその選定範囲を狭めてはいけないなと改めて思いました。
 
相談者は引き続きご紹介の別デザイナーと無事にマッチングいたしました。
最初に面談していただいたデザイナーの○○様にはお手数をお掛けして
申し訳なかったですが、本当に感謝しています。
 
次回のコラムも実際の事例、企業さんの生の声を踏まえて、
書きたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
 
 

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