Column

第20回 いろいろなデザイナー

このコラムもおかげさまで第20回となりました。いつもお読みいただき、ありがとうございます! さて、前回は「著名デザイナーとの取り組み」について記しました。 今回は、十人十色の「いろいろなデザイナー(デザイン事務所)」について、もう少し触れたいと思います。 当センターにも多くのデザイナーの方にご登録いただいていますが、 これまでにも述べてきたように、そのタイプや能力はさまざまで”一長一短”があります。 もちろん、クリエイティブな表現力や構想力、対応力も各々違ってきます。 例えば、デザイン事務所の人数について、 ・個人の所はフットワークがいいし、デザイナー自身の即決で融通が利く・・・ ・複数の所はフォローできる体制があるし、総合力もあって安心・・・ ということですが、個人であっても大変込み合っている時の対応への課題や、 複数の所でも、チームというよりも専任の担当デザイナー自身が担当することも多いかと思います。 年齢・性別についても、 多くの実務経験を持ったベテランの方は、培ってきたいろんなノウハウや引き出しを持たれて信頼度は高く、 一方、若手も今の時代感覚を持っていて、新鮮な切り口の提案が期待できます。 そして、当然のごとく男性デザイナーと女性デザイナーではテイストが全然違います。 主な購買者層でもある女性デザイナーが好まれる傾向がどうしてもありますが、 男性デザイナーであっても主婦感覚の高い方も多くいらっしゃいます。 得意分野についてですが、デザイン業務がハッキリとした専門性の高いところもあれば、 デザイン領域が広く総合的にサポートできる所もあります。どちらかというと、前者はやや職人タイプで、後者はプロデューサー・コンサルタントタイプ。 例えば、工業デザイナーといっても、スタイリングや設計の部分を得意とされている所もあります。 肝心の”デザイン”についてですが、デザインポリシーやテイストが明確なデザイン事務所もあれば、 要望に合わせて柔軟に対応してくれる所もあります。いずれにしても、コミュニケーションが円滑にとれるのか、相性が合うのか、十分な意思疎通が図れるかです。 最後に、デザイン費・・・これもまちまちです。 個人と複数の所で違いますし、個人と個人であってもやはり違います。 その事務所の特性に加えて、依頼企業の規模や予算によっても変動しますし、 大阪と東京でも異なります(東京の方が高いと言われますね)。 以上、デザインを依頼する企業さんにとっては、 ビジネスパートナーとして当てはまるデザイナーさんとまず出会うことで、 デザインを依頼するかしないかは、それから決めたっていいじゃないかと思います。 当センターをご利用いただくことで、新たな良きデザイナーさんと ビジネスマッチングが生まれるように、しっかりと繋ぐことができればと思います!
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