第9回
パッケージは商品の一部。さて売れるパッケージデザインとは?
前回は「良いデザインと売れるデザインの違いとは?グッドデザインが果たす役割について。」というお話でした。
今回は「パッケージデザインについて」 についてのお話です。
当センターは4月下旬から、「商品パッケージ企画実習講座」(全7回)を開催します。
早速、企業の商品企画・販促担当者の皆様から問合せや受講申込みをいただき、
受講生募集のお知らせをしてすぐに定員に達してしまい、パッケージに対する関心度の高さをとても感じています。
また、サンソウカンでも3月中旬に「魅せるパッケージデザイン商談会」をします。
こちらも出展するパッケージデザイン事務所が29社もあり、多彩で楽しみです。
また、当センターも出展して、中小企業さんとデザイナーさんとのマッチング事例を多数展示紹介して、
デザインの効力を来場者にお伝えできればと考えております。
パッケージデザインってなに?
さて、その商品パッケージについてですが、
商品パッケージとは、ずばり〝パッケージも商品の一部〟だと思います。
いろんな競合商品が並ぶ店頭で、購買者に向けて、商品の良さ・魅力やブランドの価値を伝えているのは、
まさに商品パッケージです。
その企画やデザインを高めることは、市場競争力を向上させる大変重要な要素です。
じゃあ、商品が売れるデザインってどんなん?
「とにかく店頭で商品が売れるパッケージデザインにしたい」という思いを企業様もお持ちだと思いますが、
単に色や形を良くして売れるものなのでしょうか?
売れる・売れないの分かれ道は、どこにあるのでしょうか?
それは〝デザイン”を差別化のためのスタイリングだけではなく、パッケージを通したコミュニケーションと捉え、
商品開発に欠かせない戦略的なツールとして企画することが大きなポイントです。
つまり、パッケージを中身の後付けとして考えるのではなくて、商品の一部として考えなければなりません。
そのためにも、自社でパッケージをつくる、もしくは外部のデザイナーに依頼するにしても、
その企画するプロセスをきちんと理解し、円滑なコミュニケーションを図って取り組み、
店頭で的確に伝わる商品パッケージに仕上げる必要があると思います。
私も洋菓子など素敵なパッケージの商品を買ったり、頂いたりした際には、
そのパッケージをついつい保管してしまいます。
興味を持ったパッケージに出会うと、中身を取り出した後もなかなか捨てれないですね。
また、どんな人がデザインしてるのかな~?と想像してみたりしています。
大阪デザインセンターでもそんな魅力的なパッケージが自然と集まってきます。
当センターにお越しの際には、皆様の〝お気に入りのパッケージ〟について、お話を聞かせていただければ嬉しいです!
次回は「ホームページ制作のデザイン相談について」です。こちらもあわせてご覧ください。