DESIGN COLUMN

デザイナーとの
ビジネスマッチングって?

第2回
デザイン事務所との仕事~デザイナーに依頼する前に考えるべきこと

前回は「はじめてのデザイナーとのビジネス。相性ピッタリのデザイナーは?成功事例って?」というお話でした。今回は、その前段階のことについて書いてみようと思います。
 

【デザインを導入する前に考えておくべき点について】
 

デザイナーさんに依頼相談をする際に「ウチの商品、最近売れへんくなってんけど、何とかしてんか?」だけでは、
いくら百戦錬磨のプロのデザイナーだって、手も足も出ません。
「任せるから、プロやからできるやろ?」
というスタンスはNGです。
 
見積り依頼するにしても、あたり前のことですが、企画や開発の意図や、顧客ターゲットを含めて、
なぜデザインを依頼するのか思いを伝える・・・
そういう情報交換・意見交換なくして、きちんとした見積りもあり得ません。
 

【どこまでデザイナーに伝えられますか?】
 

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ここでご紹介した8つの項目に対して、確定していること、まだ未確定なこと、どこまで整理ができていますか?
そのことを踏まえて、情報を共有し、共に取り組んでいくのが理想です。
 
次に、モノづくりにおける企業側と工業デザイナー側との基本的な業務フローです。
 
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大企業であれば、社内にデザイン室があり、デザイナーが所属し、研究部門やマーケティング・営業企画・広報など
他の部署と社内で連動して取り組めるのですが、中小企業さんであれば、こういった一連の流れの全てを
担当者が横断的に抱えたりしてますよね。(やることが多過ぎて大変だと思います。)
 
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「調べる(市場調査)→考える(商品企画)→つくる(開発・設計・製造)→伝える(広報)→ 売る(販促)」
こういう基本的な流れがあってこそ、よりデザインのチカラがきちんと発揮できます。
 
一連の流れの中で、企業側とデザイナーが「何ができ」「何をするべきか」お互いの役割を理解すること。
それがポイントを押さえた進行を考える第一歩です。
 
“自社でできること・できてないこと・できないこと”、
“デザイナーに依頼すること、依頼できないこと”を整理することも大切。
特に自社でできてないことを再確認することがまず大事ではないかと思います。
 
自社で、「できること」「できてないこと」「できないこと」を見極めて、企業サイドの動きとデザインワークを
ステップごとに確認しながら作業を進めていきましょう。
 
情報を整理して伝える、という事はとても難しいことですね。
ひとりで考え込んでしまうと、本当に必要なポイントから外れて行ってしまうこともあります。
思考の迷路の迷い込んでしまった時は、どうぞお気軽に大阪デザインセンターへお問い合わせください。
 
次回は「デザイナーに仕事を依頼するときのポイント。マッチングに向けてのコミュニケーションの図り方。」について書きたいと思います。

 

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